（2019年11月3日）
和歌山県由良町の谷口さんは、風車から発生する低周波音により不眠を始めとする体調不良に苦しみました。由良町は閉鎖的な過疎の地域社会で、谷口さんは周囲の白眼視に堪えながら、勇気をもって風車被害の過酷さを世間に訴え続けました。和歌山県内は言うに及ばず、岐阜県、北海道など、風車建設予定地での勉強会で、その被害体験を語り、東京での院内集会に参加するなどして、風車建設を阻止するための活動を精力的に行いました。
2016年11月3日、谷口さんは和歌山県由良町の自宅で誰にも看取られず、ひっそりと息をひきとりました。急死でした。亡くなったとされる時刻はちょうど、和歌山市で汐見文隆氏を偲ぶ会が開かれていたころでした。
当会会員の一人は谷口さんと親しくしており、谷口さんから、風車による被害を世間に発信してほしいと依頼されていました。それで、谷口さんから送られてきた書簡や資料、電話の会話をもとに谷口さんの心のうちを代弁したものを個人サイトで時折、公開しました。そして、谷口さんはこの「ある風車被害者の独白」が更新されるたび、記事を周囲の人に配っていました。
風車から発生する低周波音による健康被害の証人、谷口愛子さんの心の叫びをご一読ください。
他サイトへのリンクです。
01 原因は振動 （20120501）
02 被害者の会を！！（20120528）
03 私は簡易測定器 （20120529）
04 我が家は二束三文（20120608）
05 病は気から？（20120719）
06 新聞記事「風力発電９月着工」（20120816）
07 風力発電の被害者の声を聞く会（20121122）
08 豪ABC放送 todaytonight （20121208）
09 由良町畑地区 臨時総会 （20121213）
10 まだ死ねません （20121231）
11 私は要注意人物 （20130903）
12 助けてください。 （20130903）
13 行政報告会 （20130923）
14 和歌山県由良町 （20130925）
15 「風力発電の被害を考える会 わかやま」総会（20140310）
17 心の中は阿鼻叫喚（20151016）
18 山桜（20160429）
19 天国から - 完 - (20161106)
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「風力発電の被害を考える会・わかやま」世話人代表 松浦攸吉